社会新報

【2月21日の福島党首会見】衆院選予定候補9人を紹介~裏金問題で51人全員を政倫審で追及して~珠洲・輪島の被災地視察を報告

 社民党の福島みずほ党首は2月21日、参院議員会館で会見を行ない、衆院選に向けた動きや国会情勢、能登半島の視察などについて語った。

 福島党首は会見と同日に行なわれた常任幹事会を受け、「次期衆院選で比例代表2人、小選挙区7人を公認する予定だ」と述べた。

  内定した予定候補者を「比例代表は東北で伊藤正通さん、北陸信越で堀井修さん、小選挙区は愛知6区で大西雅人さん、大阪9区で長崎由美子さん、福岡1区で村田峻一さん、福岡4区で宗晶子さん、福岡11区で志岐玲子さん、熊本3区で橋村りかさん、沖縄2区で新垣邦男さん」と説明した。

 自民党の裏金問題で紛糾する国会については「なぜ政倫審に萩生田光一さん、二階俊博さんは出てこないのか?」と自民党の姿勢を批判した。また「衆院の(裏金問題を抱える自民党議員)51人全員が政倫審で追及されるべきだ」と主張した。

 旧統一教会と政策協定を結んだことなどが取り沙汰される盛山文科相の不信任決議案が20日に否決されたことについて「自民党や公明党、ましてや日本維新の会も不信任案に反対したことは理解し難い」と批判。「盛山文科相は更迭されるべきだ」と強調した。

 福島党首は、19日に能登半島地震の被災地を訪問したことを報告。「社民党石川県連の皆さんに大変お世話になって、珠洲市や輪島市に行ってきた。大変な被害に胸が痛んだ」と述べた。被災地の状況について「特に深刻なのは下水道が機能していないことだ。流せないので水が使えず、トイレも使えない」と語り、「社民党で集めた募金で簡易トイレを避難所となっている小学校に配った。要望もたくさんいただいており、社民党として、しっかり取り組んでいく」と報告した。