社会新報

【6月5日の福島党首会見】子ども・子育て支援法改正の成立について「財源を医療保険料に上乗せする、とんでもない内容」と批判~都知事選で蓮舫さんへの支援を決定

 

 社民党の福島みずほ党首は6月5日、参院議員会館で会見を行ない、国会審議や都知事選などについて語った。

 同日に成立した子ども・子育て支援法等の改正案について福島党首は、「子どもや子育てへの支援自体は必要」としながらも「今回の法案は、財源を医療保険料に上乗せする、とんでもないもので、これを認めるわけにはいかない」と批判した。また、「定額減税では、給与明細に減税分を明記させるが、保険料の徴収に上乗せ分は明記するのか」と岸田政権の印象操作を批判した。

 同日に参院での審議が始まった地方自治法改正案については、「国が自治体に指示できるというものだが、 武力攻撃事態法における、戦争・有事になった時に政府が指示をするかたちで使われるのではないか」と懸念。また「コロナ禍の時に明らかになったのは、誰でもどこでもコロナ検査ができるようした自治体もあるなど、政府よりも現場に近い自治体がまともな政策を打ち出すこともあるということ。これをやるなと指示することになれば、それは本当に困ると思う」と述べた。

 7月7日投開票の東京都知事選については、「社民党は本日の全国常任幹事会で蓮舫さんを支援することを決定した」と報告した。小池都政については、「大企業優先で、再開発にのめり込んで反対の声を聞かない。自民党と一緒」と批判。「蓮舫さんを全力で応援し、東京から日本の政治を変える」と意気込んだ。

 今月16日に投開票の沖縄県議選についても、「現在、議席数は24対24。野党の側が議長を出しているので、玉城デニー知事は過半数を獲得している。これを維持できるよう、新基地建設反対で誰一人取り残さない県政であり続けるよう、社民党も頑張っていきたい」と訴え、党公認予定候補5人全員の必勝を願った。