声明・談話

「沖縄における米兵の女性への性暴行事件に抗議する」申し入れについて

本日午前、「沖縄における米兵の女性への性暴行事件に抗議する」申し入れを外務省と防衛省で行った。

以下、申し入れ全文を掲載します。

 

外務省への申し入れ

 

                         2024年7月2日

外務大臣 上川陽子様

 

沖縄における米兵の女性への性暴行事件に抗議する

 

                              社会民主党

党首 福島みずほ

 

 昨年12月米軍嘉手納基地所属の米兵による少女誘拐・性的暴行事件が発生し、3月27日那覇地検が容疑者米兵を起訴しました。この事件は極めて悪質な人権蹂躙であり強い憤りを表明すると同時に、ここに厳重に抗議致します。

 しかしこの事件を沖縄県が知るに至ったのは6月25日であり、政府はなんと6か月も情報を隠していました。1996年SACO合意や翌年の日米合同委員会合意に基づき地元自治体へは速やかに事件事故の通報がなされることになっています。この6か月の間に何があったか、昨年末には辺野古の代執行が強行され、4月には日米首脳会談、6月には沖縄県議選がありました。政府が影響を恐れ政治的意図をもって事件の公表を隠蔽していたと考えざるを得ません。

 また去る5月には新たに米兵による女性暴行事件も発生していたことが明らかになりました。少なくとも3月の起訴段階で米兵への綱紀粛正を厳しく指導

していればこの犯罪も防ぐことはできたはずです。

 基地があるゆえに繰り返される事件事故。社民党は辺野古の新基地建設の即時撤回と沖縄における米軍基地の撤去を強く申し入れ、以下の項目について真摯な回答と対応を求めます。

 

 

1,加害者への厳罰と被害者への謝罪と補償、ケアを十分に行うこと。

 

2,情報が隠蔽されてきた事実を認め、その経過と理由を明らかにすること。

 

3,地元自治体への速やかな情報提供のシステムを再度明らかにすること。

 

4、日米地位協定の速やかな改定を実現すること。

 

                               以上

 

防衛省への申し入れ

2024年7月2日

木原 稔 防衛大臣 様

 

沖縄における米兵の女性への性暴行事件に抗議する

 

                      社会民主党

党首 福島みずほ

 

 昨年12月米軍嘉手納基地所属の米兵による少女誘拐・性的暴行事件が発生し、3月27日那覇地検が容疑者米兵を起訴しました。この事件は極めて悪質な人権蹂躙であり強い憤りを表明すると同時に、ここに厳重に抗議致します。

 しかしこの事件を沖縄県が知るに至ったのは6月25日であり、政府はなんと6か月も情報を隠していました。1996年SACO合意や翌年の日米合同委員会合意に基づき地元自治体へは速やかに事件事故の通報がなされることになっています。この6か月の間に何があったか、昨年末には辺野古の代執行が強行され、4月には日米首脳会談、6月には沖縄県議選がありました。政府が影響を恐れ政治的意図をもって事件の公表を隠蔽していたと考えざるを得ません。

 また去る5月には新たに米兵による女性暴行事件も発生していたことが明らかになりました。少なくとも3月の起訴段階で米兵への綱紀粛正を厳しく指導

していればこの犯罪も防ぐことはできたはずです。

 基地があるゆえに繰り返される事件事故。社民党は辺野古の新基地建設の即時撤回と沖縄における米軍基地の撤去を強く申し入れ、以下の項目について真摯な回答と対応を求めます。

 

 

1,加害者への厳罰と被害者への謝罪と補償、ケアを十分に行うこと。

 

2,情報が隠蔽されてきた事実を認め、その経過と理由を明らかにすること。

 

3,地元自治体への速やかな情報提供のシステムを再度明らかにすること。

 

 

                               以上