(社会新報2022年3月23日号2面より)
社会民主党国対委員長の新垣邦男衆院議員(会派=立憲民主党・無所属)は10日の衆院安全保障委員会で、林芳正外相と岸信夫防衛相に対して米軍嘉手納基地周辺などの爆音と悪臭の問題について追及した。
新垣議員は「両大臣は100デシベルを超えた航空機騒音と悪臭がどのようなものか体験したことがあるか」とただした。
これに対して両大臣ともに沖縄を視察した際に直接、体験していると答えた。
新垣議員は「せめて早朝から深夜の夜間の訓練だけはやめてくれと強く訴える。一歩でも二歩でも前進するようお力添えをお願いしたい」と求めた。
新垣議員は、米軍嘉手納基地内の元駐機場「パパループ」周辺の騒音と悪臭問題に関し、「パパループというエリアは屋良地域に道路のすぐ向かい。騒音と悪臭がひどい。運用改善を求めて国や米軍に再三にわたり要請しているが、いっこうに改善されない」と訴えた。これに対して防衛省の岡真臣地方協力局長は「防衛省としても重要かつ深刻な問題と認識している」と述べ、「粘り強く調整をしている」と答弁した。
社会新報ご購読のお申し込みはこちら