(社会新報2021年11月24日号2面より)
特別国会が召集された11月10日午前、衆院沖縄2区で初当選した社民党公認の新垣邦男議員(65)が衆院に初登院した。
照屋寛徳前議員から引き継いだ社民党の議席を死守した新垣議員は、日米地位協定の全面的な改定、特に地位協定第3条(基地管理権)問題の抜本的な見直しに全力を挙げる姿勢を強調した。また、米軍辺野古新基地建設の阻止、米軍による有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)投棄による地下水汚染問題などに取り組む決意を新たにした。
また、衆院新潟5区で社民党が推薦し初当選した無所属の米山隆一議員(54)も初登院し、「今、本当に存続の危機に瀕(ひん)しているのは社会保障だ。皆さんが安心して暮らせるように改革していきたい」と社会保障問題を中心に取り組む姿勢を強調した。
米山議員は妻の小説家・室井佑月さんと二人三脚で選挙戦に挑んだ。「妻が一番似合うと言っていたスーツを選びました」と米山議員は目を細めて語り、「1期目だろうが10期目だろうが同じ国会議員なので、そこは期数にかかわらず発言すべきは発言していきたい」と意欲的に語った。柏崎刈羽原発再稼働阻止への尽力に期待が高まる。
↑国会議事堂前で花束を持つ新垣衆院議員。
↑当選証書を持つ米山議員。
↑沖縄県選出の野党国会議員が勢ぞろい。左から伊波参院議員、赤嶺衆院議員、新垣衆院議員、高良参院議員。
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