(社会新報5月24日号2面より)
社民党副党首の新垣邦男衆院議員(会派=立憲民主党・無所属)は11日の衆院憲法審査会で「憲法9条の2」を新設する自民党改憲案に対して護憲の立場から厳しく批判した。
新垣副党首は、自民党改憲案で追加される「9条の2」の「必要な自衛の措置をとることを妨げず」との文言について、「必要な自衛の措置の内容が限定されておらず、自衛の範囲が不明確なため、9条1項、2項を空文化させる可能性を排除できない」と指摘した。
その上で、憲法審査会で自民党議員たちが一様に9条1項、2項は堅持すると繰り返し発言していることについて「にわかに信じがたい」と批判した。
また、岸田内閣が昨年閣議決定した安保3文書改定について「むしろ東アジアを不安定にさせる原因になっている事実を、政権与党の国会議員は直視していただきたい」と訴えた。
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