(社会新報2021年10月13日号2面より)
臨時国会の開会日である10月4日、総がかり行動実行委員会が衆院第2議員会館前で「自公政権交代 政治を変えよう 総選挙勝利 10・4臨時国会開会日行動」を開き、300人の市民らが集まった。
主催者を代表して、「戦争をさせない1000人委員会」の竹内広人さん(平和フォーラム事務局長)があいさつし、「自民党はコロナ禍の状況下に総裁選で2週間も政治空白をつくった。総裁選で無責任政治を全てリセットするなんてあまりにも都合がよすぎる」と自民党政治を厳しく批判した。
市民連合運営委員の山口二郎さん(法政大学教授)は、「総選挙で自公の過半数割れと政権交代を実現しよう」と訴えた。
各野党を代表して、社民党の福島みずほ党首、共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の近藤昭一衆院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員がそれぞれスピーチした。
福島党首は、予算委員会すら開かない臨時国会について、「私たちが望んだ臨時国会はこんなものではない。各委員会を開き、補正予算を付けて持続化給付金や定額給付金を給付して国民生活をしっかりと支援することだ」と訴えた。また、福島党首は甘利明氏を幹事長に据えた自民党役員人事について、「心底驚いた。『甘りに、あまりに、余りに、ひどい人事』だ。自民党が政治とカネの問題を何とも考えていないことを象徴している」と厳しく指摘した。
↑手前左から志位共産党委員長、福島党首、立憲民主党の近藤衆院議員、「沖縄の風」の伊波参院議員(4日、衆院第2議員会館前)。
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