社会新報

【4月26日の福島党首会見】統一自治体選117人当選~健闘をたたえる

 

 社民党の福島みずほ党首は4月26日、参院議員会館で会見を行ない、統一自治選の結果や後半国会への対応について語った。
 統一自治選の結果について福島党首は、「全員当選を目指していたが、当選させることができなかった人々もいらっしゃることは本当に申し訳ない。全員、素晴らしい候補だった」と述べた上で、「社民党の候補が手堅く勝った選挙だった」と評価した。そして「公認・推薦候補のうち、道府県議選では22人、政令市議選で11人、市区議選で66人、町村議会で18人が当選、市長選で3人がそれぞれ当選した。市長選を除いたこれらの合計で117人が当選で、女性の割合は3割ほど。社民党としては、直近の改選議席からは増えており、非常にうれしい」と述べた。
 福島党首は、「広島市議選で公認候補として初当選した有田ゆうこさんをはじめ、新人で当選した方々がいらっしゃるので、皆で元気に力を合わせていきたい」と述べ、「衆院選も年内、秋くらいにあるかもしれない。現職の新垣邦男さんの小選挙区当選はもちろんのこと、全国の各ブロックでしっかり当選者を出していきたい」と今回の勢いをつなげていく意気込みを強調した。
 後半国会については「入管法の改悪は、修正案を含めて認められない。参院の野党でまとめた対案を提出する。その対案は、難民認定審査を第三者機関にやらせ、収容についても上限や司法のチェックを入れるという国際基準に沿った内容にしたい」と述べ、「防衛財源確保法案、防衛基盤強化法案が国会に提出されている。社民党としては反対。他の党の議員たちにも働きかけていく」との方針を示した。