社会新報

【10月15日の福島みずほ党首会見】首班指名選挙で高市総裁を首相にさせないため野党統一候補に投票を ~ 憲法改悪・戦争への道・歴史修正主義・差別排外主義をSTOP!

 

社民党の福島みずほ党首は10月15日、参院議員会館で会見を行ない、首班指名選挙に対する社民党としてのスタンスを語った。

福島党首が会見中に何度も強調したのは、「自民党の首相にさせない」ということだ。特に、高市早苗・自民党総裁が首相になった時に「トランプ政権のようになるのではないか」として、権力が暴走することを懸念。「(安倍政権時に政権に批判的なテレビ報道をけん制するかたちで)高市さんは総務大臣だった時に『電波を止めるぞ』ということを言った。今までの見解を変えた。つまり、(テレビ局全体での『政治的に公平』を問うという従来の見解から)一つの番組の中の一つの発言を持って、電波を止める根拠になるとした。これは絶対に容認できない。権力者が報道の自由を制限してはならない」と力説した。また、「憲法改悪、戦争への道、歴史修正主義、差別排外主義に突き進ませないために、社民党は全力を尽くしていく」と述べた。

首班指名選挙で自民党に対抗するために、立憲民主党が国民民主党や日本維新の会に協力を求めていることについて、「髙市内閣を阻止することが重要だ。高市さんを総理大臣にしないため、社民党としても一本化を支持する」と明言。「本来は野党第一党・立憲民主の党首である野田さんが候補となることが望ましいが、(国民民主の)玉木さんであっても一本化に協力する」と語った。

他方、国民民主や維新の幹部らが自民党側と会談していることについて、「公明党ですら、高市内閣では政治とカネの問題を解決できないと連立離脱したというのに、自民党に手を貸すべきではない」と強くけん制。「とにかく、今は高市内閣の発足を止め、各党固有の政策の違いは、連立政権合意をつくる時に協議すればよい」と呼びかけた。