声明・談話

野党の臨時国会召集要求を拒否したことへの抗議声明を提出

 本日午前、社会民主党・立憲民主党・日本共産党・国民民主党の野党4党は大森裕国対委員長に対し、政府・与党が憲法53条に基づく野党の臨時国会召集要求を拒否したことへの抗議を内容とする野党4党声明文を手渡しました。以下に、声明の全文を掲載します。

 

野党4党声明文

 立憲民主党、日本共産党、国民民主党及び社会民主党衆議院議員136名は7月16日、菅義偉内閣総理大臣に対し、日本国憲法第53条に基づき、速やかに臨時国会を召集するよう求めた。  

 新型コロナウイルス感染症がかつてない規模に拡大し、21都道府県で緊急事態宣言、12県でまん延防止等重点措置が実施される中、医療現場は危機的状況に陥っており、速やかに臨時国会を召集して、直ちに補正予算をはじめとする措置を取ることが不可欠である。  

 にもかかわらず、政府与党は一昨日、臨時国会の召集を見送ると回答した。これは明白な憲法違反であり、国権の最高機関としての役割を放棄するに等しい。  

 野党4党は、政府与党の姿勢を強く非難するとともに、憲政の常道に基づいて任期満了までに、菅自公政権に対して国民が審判を下せるようにすることを求める。

 

2021年9月2日

立憲民主党 安住 淳

日本共産党 穀田恵二

国民民主党 古川元久

社会民主党 照屋寛徳

 

日本国憲法第53条

内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。