本日、成人の日を迎えたみなさん、本当におめでとうございます。
高校を卒業して、さあ社会人だ、専門学生だ、大学生だというタイミングで、あるいは社会人生活が板につき始めたタイミングで新型コロナウイルスパンデミックが襲来し、日常が激変した2年間でした。卒業式の縮小や中止を経験した方も多いことと思います。
「社会人になってすぐ休業を余儀なくされ、十分な補償がされていない」
「若いことや学歴を理由に給料が安く抑えられている」
「アルバイトや派遣社員として働いていて、いつ解雇されるかわからない」
「夜勤ばかり入れられるなど無理な働き方を強いられて体調を崩してしまった」
こんな声をたくさん聴いています。
健康に働き、働くことを面白いと感じられるように、非正規雇用に歯止めをかけ、正規雇用への転換を進めます。長時間勤務を規制します。全国一律で最低賃金時給1500円/時を実現するとともに、男女の賃金格差を是正します。
「オンライン授業に切り替わってなかなか内容が頭に入ってこない」
「一人暮らしで誰にも会わない日々が続き、孤独でしんどい」
「新型コロナで親や自分の収入が減って学費が減って学費が払えるか不安だ」
「奨学金を借りていて就活も熾烈。将来が心配だ。」
こんな声もたくさん聴いています。
大学や専門学校に通う人が学びに全集中できるように、学費(入学金や授業料)の無償化を少しずつでも進めます。無償化が実現するまでの期間は、返さなくていい給付型奨学金で学生のみなさんを支援します。就職難の一方で公務員の不足が問題となっています。公共交通や公共サービスの充実、再生可能エネルギー産業の振興などを通じて雇用を創出します。
社会民主党が大切にしているのは“あなたの弱音が政治の課題”。みなさんの声に応えます。
この社会ではLGBTQIA+、在日外国人、障がい当事者など、多様な属性を持つ人々が共に生活をしています。コロナ禍で、さまざまなマイノリティに対してヘイトクライム・ヘイトスピーチといった差別の刃が向けられていることに危機感を抱きます。これらを禁止する法制度を整備します。同時に、同性婚の法制化やバリアフリー化の推進、移民・難民の方々の保護や共生を実現する法制度の整備を通して、多様性に富む日本社会を創っていきます。
虐待や暴力の被害を生き抜き、本日を迎えたサバイバーの方々がいます。貧困の中をどうにか生き抜いている方々がいます。人間関係に傷つき、なかなか外に出ることが難しい方々がいます。そのような人々を取り残さないように、適切なケアを受けられるように、生活を安定させられるように。社会保障という“公”の出番です。相談・支援センターの充実、生活保護をより利用しやすい制度にすることに取り組みます。
本日、成人の日を迎えられたみなさんおひとりおひとりが自らのアイデンティティや人生を「いいね!」と肯定しながら生きて、自由の華を大きく咲かせることができますように。その下支えをするのが政治の役割です。具体的な課題はみなさんから弱音や意見として寄せられる声の中にあります。ぜひ、社会民主党に声を寄せてください。