社会新報

参院選比例予定候補者の訴え ~ 比例代表・大椿ゆうこ 「労働者の使い捨てを許さない」

労働者の使い捨てを許さない
比例代表 大椿ゆうこ

 大椿ゆうこさんは、「ロスジェネ世代」「就職氷河期世代」のど真ん中だ。大学で社会福祉を学び、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士の資格も取ったが、卒業した1996年は超「就職氷河期」時代。就きたい仕事はなかなか見つからず、非正規雇用を渡り歩きながら20代を暮らし、2006年に関西学院大学に「障がい学生支援コーディネーター」として就職した。
 障がいのある学生の就学支援制度の立ち上げというやりがいのある仕事だったが、契約は「上限4年の有期雇用」だった。
 期限付きの雇用であることは分かっていても、仕事がようやく軌道に乗りつつあるなか、恒久的な業務があるのに辞めることに納得がいかず、大阪教育合同労組という労働組合に入って、雇用の継続を求めて闘ったが、結局、継続はかなわなかった。この3年9ヵ月の闘いの経験と悔しさが、大椿さんが政治に取り組む原動力となっている。
 大椿さんは現在、非正規労働者や働く労働者の声を国会に届けるべく、議員活動を取り組んでいる。

 【略歴】1973年、岡山県高梁市生まれ。実家は農家。四国学院大学社会学部社会福祉学科卒。カタルーニャ人のつれあいと、保護猫2匹(ロラとモモ)が家族。裁縫、ひとり旅が趣味。
 【連絡先】千代田区永田町2‐1‐1 906号室 ☎03(6550)0906、Fax03(6551)0906、メール=ohtsubaki73@gmail.com